
東京都には2024年現在、11の公立中高一貫校があります。
これは他県に比べて、断然多い学校数になります。
2022年に茨城県が13校体制になったので、その次という事ですね。
全国の公立中高一貫校がどのくらいあるのか興味のある方は、こちらの一覧をどうぞご確認ください。
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【完全版】全国にある公立中高一貫校一覧
続きを見る
茨城・東京の次に多いのが新潟県の8校ですね。
大体の所は3校くらいですね。
昨年も書きましたが、11校もの公立中高一貫校を持つ東京は公立中高一貫校の中で『どの学校を受検するか』選択する余地がある珍しい地域と言えます。

実は、公立中高一貫校受検を希望されてるご家庭は、そういうご家庭が多いみたいなんですよね。
皆さん自宅に近い学校を選択されて、その後はその志望校を目指し偏差値を上げていくという感じが多いみたいです。
でも、実は東京には公立中高一貫校が11校もあって、偏差値も少しずつ違うんですよね。私立ほどの差はないまでも。
私立受験を考えてるご家庭は、偏差値に幅があることと、数校受験できることもあってギリギリまで学校選択を迷われます。
学校選択という意味では「1校しか受検できない」公立中高一貫校受検の方がシビアに考えてよいと思うんです。

東京在住であれば、別に自宅近くの学校を受検しなくてはいけないという決まりはないので、選択する余地は十分にあると思います。
あまりにも通学に時間がかかるのはどうかと思いますが、私立の場合1時間くらいの通学時間はざらですからね。
では、東京にある公立中高一貫校と受検スケジュールをざっと見ていきましょう。
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もくじ [表示]
東京都立中高一貫校 2025年受検スケジュール・偏差値一覧・志望校の選び方

まずは、直近のR4偏差値と2025年の受検スケジュールになります。
参考までに直近数年間のスケジュールと倍率も併記しておきます。
都立中高一貫校(東京) 偏差値一覧・2025年受検スケジュール
チェック!確認したい年のタブをクリックしてください。

そうですね。
そこは基本的に毎年同じです。
だから複数受験もできないわけです。
2025年受検スケジュール
- 2025年2月3日 適性検査実施日
- 2025年2月9日 合格発表日
これは毎年同じなんですが、だからと言って確認を怠らないようにしましょう。
埼玉のように受験日が分かれることだってありますからね。
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2025年も併願可能!埼玉県 公立中高一貫校 2025年受検スケジュール
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これは全国的にも珍しい事例です。
そういう事がありますので必ず確認する必要があります。
公立中高一貫校の受検校選び。違いはどこ?

昨年も同じことを書きましたが、受検スケジュールは全く同じなので受検校はなにを基準に選んだらよいでしょうか?
各校の違い・志望校の選び方を解説していきます。
まず、学校の所在地を確認しよう
まずは、学校の位置を確認しましょう。
通学は自宅から1時間以内というのが基本になります。
自宅から1時間以内の学校を確認してみましょう。

そうなんですよね。
改めて確認すると。
公立中高一貫校は1校しか受けられないとはいえ、最初から1校に絞るのではなくて何校か見てから決めてみてもいいと思いますよ。
偏差値を確認しよう
そして、次に偏差値の確認です。
上の表は日能研のR4偏差値をもとに表記しています。

そうですね。
実は、偏差値は毎年少しずつ変動しているんですが、順位に関しては変動していないですね。
また、選べるとはいっても私立ほど偏差値に差がないので、選択肢は少ないです。

そうですね。
東京の中心あたりに自宅がある場合、選択肢は広がります。
例えば富士と桜修館と小石川の間には偏差値的にかなりの差がありますが、自宅の位置によってはどの学校へも通学可能です。
東京を縦移動する感じで。

応募資格を確認しよう
次に応募資格ですね。
これは基本的に一律同じなんですが、区立九段だけは違います。

そうです。
九段中等は区立なので千代田区に住んでいる生徒が優先されるんですね。
今年の概要がまだ発表されていないので昨年の例で説明しますね。
昨年は、
- (区分A=千代田区在住)=80名
- (区分B=都内在住)=80名

という感じでした。(出典:千代田区「令和6年度九段中等教育学校入学者決定に関する実施要綱」(2023年10月31日発表)(https://www.city.chiyoda.lg.jp/documents/1837/r6jisshiyoko_3.pdf)
千代田区を半分、残り半分の枠を他の地域に住んでいる方で競う感じになります。
(区分B)は、都内在住であれば応募できます。
選抜方法を確認しよう
次に選抜方法です。

そうです。
どの学校も適性検査で選抜を行うんですが、東京都全てで同じ問題が出される訳じゃないんです。
共通問題と独自問題というのがあって各校それを組み合わせ問題を作成します。
だから、学校によって問題量もテストの時間割も違ってくるんですよ。

上のスケジュール表の選抜方法って列をみてください。
これも今年の正式なものが発表になっていないので昨年の実績をもとに表を作成しています。
でも、まぁ、今年も傾向は変わらないのではないかと思います。
例えば、桜修館、南多摩、三鷹なんかは適性検査Ⅰ、Ⅱまでですが、小石川、武蔵、、両国なんかは適性検査Ⅲまであります。

それによって、テストの時間割も変わってきます。
桜修館は2つしかテストが無いので2時限までで11:00にテスト終了になります。
一方、小石川は3つテストがあるので3時限まであって終了時間12:15です。
つまり問題量も違ってきますし、もちろん配点も変わります。
ただし各校、作文は必ずあって、作文+いわゆるテスト問題という感じになっています。

いやいや。そんなことはありませんよ。
問題数が少ないということは、一問あたりの配点が大きいわけですから間違えた時のダメージが大きいってことになります。
また、各小学校からの報告書の換算点なんかも各校で違うので問題が少なけりゃ良いってのは短絡的です。

受検倍率結果

では、2025年の受検倍率を見てみましょう。
区立九段を含む東京都の総合計を見てみましょう。
受検者数が5,868名、募集人数1,733名、受検倍率3.4倍です。
4名に1名しか受からないという状況で、今年は4,135名の不合格者を出しました・・・
今年もツライ受検になりましたね・・・
最後に
今回は、2025年東京都公立中高一貫校の受検スケジュール・学校選びに関してまとめてみました。

そういう事ですね。
公立中高一貫校を受検される方は1校しか受検できないから『校風』とか『偏差値』とか関係なく自宅近くの学校を選びがちです。
そうではなく各校の情報をキチンと精査するともう少し合格の確率も上がるし、学校の特徴も分かります。
学校の特徴が理解できると、受検するモチベーションに繋がります。
受験には戦略と対策が必須です。
是非とも頭を柔らかくして、いろんな方向から検討してみてください。
それと対策に関してですが、
公立中高一貫校の適性検査には作文問題が出題される事が多いです。
作文は、自分の意見を理路整然と論理的に表現する力が必要になります。
この力は一朝一夕では身につきません。
作文力アップのためには、まず文章に触れ読むことが必要です。
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つまり、中学受験に必ず出題される時事問題対策にもなるという事です。
子供新聞に関しては、以下の記事で詳しくまとめていますので、ご興味のある方はどうぞ一読ください。
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子供新聞を3社徹底比較。中学受験にこども新聞は必読ですよ
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都立中高一貫校紹介ページ