
「鉄緑会」をご存知でしょうか?

そうです。
この記事では『鉄緑会』について詳しく紹介していきます。
この記事の信頼性
鉄緑会とは?

「鉄緑会」という名前の由来は?
東京大学医学部同窓会「鉄門会」の「鉄」と東大法学部同窓会「緑会」の「緑」を取って鉄緑会と名づけられました。
「東京大学受験指導専門塾」というのが基本スタンスで、講師陣も基本的に東京大学の出身者で構成されています。
どこにあるの?
現在、2校あります。
- 本部校(東京都渋谷区代々木)
- 大阪校(大阪府大阪市北区芝田)
東大の合格実績は?
2021年実績としては、
【代々木本部校単独の代表的な実績】
理科1類 | 173名 |
理科2類 | 60名 |
理科3類 | 37名(定員100名中) |
文科1類 | 82名 |
文科2類 | 34名 |
文科3類 | 26名 |
国公立大学医学部=349名
慶應義塾大学医学部=79名
大阪校単独での数字が出ていないので、以下は東京+大阪の延べ人数です。
【東京校+大阪校、代表的な実績】
東京大学 522名(うち理III 54名)
京都大学 110名(うち医学部 45名)
国公立大医学部合計 580名

ホントですよね。
何といったらいいか言葉を失う感じです。
以前、灘高校の記事を書いたときもそうでしたが、このクラスの学校になると東大合格実績というだけでなく医学部にどれだけ合格を出しているかが基準になってきます。
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灘高校はなぜ最強の進学校といわれるのか?
続きを見る
この実績の中でも驚愕なのは、東大内でも別格、日本でも最難関とされている東大理3に100名の定員中、鉄緑会から54名の合格を出している事です。

そういう事になります。
これはスゴイですよ。ホントに。
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東大合格への黄金のリレー

鉄緑会の実績を見ていると、「鉄緑会に入会していれば東大に合格できるんじゃないか?」と錯覚してしまいます。

そうですね。
とうさんの言うとおりだと思います。
ただ、人情として「鉄緑会にいれば東大に合格できる」「鉄緑会に入れば東大合格まで導いてくれる」と思ってしまいますよね。

でしょ。
じゃ、やっぱり鉄緑会に入会し、その指導を受けていた方が東大合格へのルートとしては固いルートだという事になります。

そうですね。
入塾するためには、入塾選抜試験に合格必要があります。
言わずもがな難易度は異常に高いです。

そうですね。かなり難易度高いです。
でも、もう一つ入塾する方法があります。
それは指定校制度というものです。(ここからは、ちょっと関東限定の話になってしまいます。)
ココがポイント
鉄緑会の指定する東大合格実績の良い以下の中高一貫校に在学している場合は、試験無で入塾できます。
ココに注意
ただし、気を付けなければいけないのが、試験無で入塾できるのは、「指定の学校に合格して、その学校に入学するまでの短い期間のみ」です。
その期間以外は指定校といえども入塾試験を受けて、合格しなくてはなりません。
以下、鉄緑会の指定校と現在の在籍者数です。
鉄緑会指定校
桜蔭 828 名
筑駒 573 名
麻布 445 名
駒東 368 名
海城 462 名
筑大附 390 名
豊島岡 382 名
女子学院 227 名
雙葉 223 名
渋幕 208 名
聖光 108 名
栄光 101名
(2021年10月現在)
指定校ではありませんが、上記学校以外にも白百合、渋渋、早稲田、武蔵の在籍者がいます。

その通りですね。
ですから、中学受験自体を頑張る必要があるってことになります。
そして、以前記事にしましたが、
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これらに学校への進学実績を考えるとSAPIXに通うってことになります。
こんな感じで全てが繋がっている感じです。
最後に
今回は鉄緑会についてまとめてみました。
前項最後に書きましたが、東大合格へのルートは、東京においては、ある程度決まっていて、
ポイント
SAPIX → 御三家 → 鉄緑会 → 東京大学
が黄金のリレーということです。
これはあくまで確率という意味です。

そうです。
東大合格を目指すなら上記のルートがもっとも確率高く登れるという事ですね。
もちろん自分自身が頑張ることがもっとも大事なわけですが、環境もとても大事です。
自分の周りが「東大当たり前」であれば、自分もそれを強く意識することになります。
学歴だけが全てではないですが、どうしてもというのであれば、このルートを登る事が最短であり、固いルートと言えるでしょう。
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