神奈川

神奈川県公立中高一貫校2019年大学合格実績まとめ

 

東京千葉埼玉に続きまして神奈川の実績をまとめました。

川崎市立川崎高校の詳細な実績が分からなかったので、川崎高校を除く4校分のまとめになります。

 

 

東大合格数、主要国立大合格数は?

 

神奈川県公立中高一貫校4校の2019年東大合格数

1)横浜市立南高校・・・7名

2)県立平塚中等教育・・・4名

3)県立相模原中等教育・・・3名

4)市立横浜サイエンスフロンティア高校・・・2名

 

7名というと、東京都の公立中高一貫校でいうと桜修館と同じですね。

卒業人数も同じくらいです。R4偏差値も同じくらいですね。

 

神奈川県公立中高一貫校4校の2019年主要国立大合格数

1)市立横浜サイエンスフロンティア高校・・・72名

2)横浜市立南高校・・・57名

3)県立相模原中等教育・・・53名

4)県立平塚中等教育・・・31名

 

主要国立大の合格数では横浜サイエンスフロンティア高校が健闘しました。

文部科学省が認定するスーパーサイエンスハイスクール (SSH)の名に恥じぬ東工大9名合格です。

また、お膝元に相応しく横浜国大14名、横浜市立大11名の合格。

その他、筑波大へ9名、首都大東京へ8名。

素晴らしい実績です。

生徒数に対する主要国立大合格数の割合も30.5%と卒業生の3割が国立大の合格を獲得しています。

その他3校も

横浜市立南高校・・・30.0%

県立相模原中等教育・・・36.1%

県立平塚中等教育・・・20.4%

と、高い水準をキープしています。

やはり横浜国大、横浜市立大の合格者が多いですね。

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早慶上理、GMARCHの合格数は?

神奈川県公立中高一貫校4校の2019年早慶上理合格数

1)横浜市立南高校・・・102名(割合:53.7%)

2)県立相模原中等教育・・・76名(割合:51.7%)

3)市立横浜サイエンスフロンティア高校・・・70名(割合:29.7%)

4)県立平塚中等教育・・・57名(割合:37.5%)

 

各校の実績をいつものように1/3理論で考えた場合、

南高校・・・33名/卒業数190名=17.3%

相模原・・・25名/卒業数147名=17.0%

横浜SFH・・・23名/卒業数236名=9.7%

平塚中等・・・18名/卒業数152名=11.8%

10~17%です。

ちょっと違和感がありますね。

東京の小石川で34%くらい、都立武蔵=27%くらい、桜修館=28%くらいです。

千葉の東葛飾で27%県立千葉で22%くらいです。

神奈川4校の実績は明らかに少ないんです。

国立大の合格率は30%近くで、東京、千葉と同じくらい、もしくは少し良いくらいなんですが、早慶上理の合格率は少し低いんです。

なんででしょうね?

神奈川県の学校の傾向なんでしょうか?

私立大への併願入試を多数しない傾向なのかもしれませんね。

国立の合格実績から考えると実力的には早慶上理の合格をもっと獲得できると思います。

ここでも横浜SFHの東京理科大42名合格が目を惹きますね。

さすがのサイエンスフロンティアです。

続いてGMARCHです。

 

神奈川県公立中高一貫校4校の2019年GMARCH合格数

1)横浜市立南高校・・・188名(割合:98.9%)

2)県立相模原中等教育・・・131名(割合:89.1%)

3)県立平塚中等教育・・・119名(割合:78.3%)

4)市立横浜サイエンスフロンティア高校・・・90名(割合:38.1%)

 

早慶上理がやや少なかったもののGMARCHになると、大体東京の公立中高一貫校と同じくらいの実績になります。

南高校、相模原、平塚3校は実力通りの実績と言えます。

東京でいうと武蔵、桜修館、立川国際と同じくらいの実績ですね。

千葉は飛びぬけていて

1)県立東葛飾高校・・・321名

2)市立稲毛高校・・・231名

という実績なので、東京、神奈川が普通で千葉の実績が異常値な気がしますね。

最後に

最後に「早慶上理GMARCHの総合計」と「主要国立+早慶上理GMARCH総合計」です。

神奈川県公立中高一貫校4校の2019年早慶上理+GMARCH合格数

1)横浜市立南高校・・・290名(割合:152.6%)

2)県立相模原中等教育・・・207名(割合:140.8%)

3)県立平塚中等教育・・・176名(割合:115.8%)

4)市立横浜サイエンスフロンティア高校・・・232名(割合:67.8%)

神奈川県公立中高一貫校4校の2019年主要国立大+早慶上理+GMARCH合格数

1)横浜市立南高校・・・347名(割合:182.6%)

2)県立相模原中等教育・・・260名(割合:176.9%)

3)県立平塚中等教育・・・207名(割合:136.2%)

4)市立横浜サイエンスフロンティア高校・・・232名(割合:98.3%)

神奈川に関しては、4校ともに安定した実績を上げていると言えるでしょう。

横浜SFHは卒業人数が236名と2~3割多いので、卒業人数に対する合格の割合が他の3校に対して低くなっていますが、その分国立大の合格数でトップです。

これだけ安定していると、どこが良かったということも無いんですが、市立南高校の実績が国立、早慶上理、GMARCHともに高め安定で良かったのではないでしょうか。

R4偏差値も4校共に56~60と同じくらいなので、神奈川の場合、どの学校を目指しても良い感じですね。

そのかわり、今後、どの学校もさらに高倍率になることでしょう。

神奈川には東京同様毎年数多くの東大合格者を出す学校が私立、公立ともに多数あります。

聖光学院、栄光学園、浅野、横浜翠嵐、湘南、柏陽高等学校などなど。

公立中高一貫校としては、このあたりをライバルとしてますます実績を上げていく事になることでしょう。

この記事の監修者

リョウスケ

✓教育ブログ歴9年。月々130,000PV。
✓塾講師、家庭教師経験あり。
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