この記事で「中学受験をする際の志望校の選び方」を紹介しました。
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【行ってはいけない私立中学】偏差値だけで選ばない!中学受験、志望校選びの6つのポイント
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この記事では志望校選びのポイントを6つに絞って紹介しました。

考え方は理解できたよ
それを踏まえ、もし我が家が、もう一度中学受験をするなら具体的にどの学校を受験するでしょうか?
ちょっと考えてみました。
公立中高一貫受検は針に糸を通すような狭き門
高校生の長男は公立中高一貫校受検で残念な結果となり、併願した私立中学に進学、内部進学し現在、都内の私立高校に通っています。
中学受験の際には、公立中高一貫校に合格するものと何の疑いもなく思っていたので私立中学に入れるつもりなど毛頭ありませんでした。
つまり私立受験用の受験勉強は全くさせていませんでした。
中学受験に関して調べてらっしゃる方はご存じのとおり、公立中高一貫校の適性検査と私立中学の受験問題というのは全く毛色の違うものです。
長男は本番前の予行練習として適性検査型入試を導入している私立中学を2校受け合格を頂き、公立中高一貫校を落ちたので偏差値の高い方の私立校を選択し進学した形になります。
それはそれで今となっては良かったと実感しているわけですが.....。
そして、我が家には次男がおります。
次男の気持ち次第ですが、もし彼が中学受験を希望するのであれば親としてどうするか?
長男の経験を踏まえどうするのがベターでしょうか?
公立中高一貫校を受検するか?
まず長男と同じように公立中高一貫受検をさせるでしょうか?
これはまず選択しないですね。断言できます。

親は子を信じています。
「この子はこんなに頑張っているんだから希望通り進学できる」と。
そして偏差値が徐々に上がってきて、塾の先生にも
「イイ感じで伸びてきてますね。この調子なら大丈夫です」
なんて言われてしまうと、もう合格できると疑わなくなります。
はっきり言います。
公立中高一貫受検はそんな甘くないです。
東京の2019年受検を例にすると、倍率が5.70倍です。
7,886人受検して1,383名しか受かりませんでした。
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2019年東京都公立中高一貫校 受検倍率について
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受験当日、受験会場までの道は、お祭りか何かのような、ものすごい人数です。
「この中で160人以内に入らなきゃ合格できないのか.....」
長男に付き添いながら、僕は正直落ち込みました。
こりゃ、ちょっと甘く考えすぎていたなと。
この1チャンスのために3年も4年も勉強していたのかと。
リスクが大きすぎるだろ。
と、この時になって初めて気づきました。
ホントにバカでした。
もちろん、子供たちは合格できることを信じて勉強をするべきだと思います。
しかし、親はそれじゃダメです。
「公立中高一貫受検は針に糸を通すような狭き門」だとしっかり理解した上で受検を受けさせるべきだと思います。
僕としては、長男の時に懲りたので次男が中学受験をするならば公立ではなく、高い授業料を払う事になりますが腹をくくって私立受験をさせると思います。

もちろん、これは僕の私見です。
それに、ウチの長男は実力不足で不合格でしたが、実力さえあれば合格はできるわけですから。
あくまで参考程度に。
親は「絶対合格できる」と短絡的に考えないほうがよいです。
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長男の失敗を踏まえて、志望校を大学付属の中学にする
では、もし次男を受験させるとしたらどこを目標にするでしょうか?
本人の頭のレベルを計算に入れずに、とにかく目標を決めろと言われれば、僕は大学付属の学校にします。
僕は東京都の東部に住んでいるので、あえて学校名を挙げるとすれば、また希望を大きく持って選ぶとすれば、
1.慶應義塾中等部
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慶應義塾中等部
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2.早稲田大学 高等学院 中学部
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早稲田大学 高等学院 中学部
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3.早稲田中学校
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早稲田中学校・高等学校
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4.明治大学付属中野中学校
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明治大学付属中野中学・高等学校
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5.立教池袋中学校
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立教池袋中学校・高等学校
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6.青山学院中等部
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青山学院中等部
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7.法政大学第二中学校
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法政大学第二中・高等学校
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恐ろしく分かりやすいラインナップになってますww
大きな希望を持ちすぎている部分もありますが「選べ」と言われれば、こうなります。
見て頂ければお分かりの通り。
「もうとにかく、これ以上受験をせず固く大学まで進ませたい」
この一念に尽きるラインナップとなっています。
例えば、話が大きくなりますが開成や麻布を目指す方々と言うのは、最終的に東大に入学することを前提に進学されるわけです。
正直、我が子にそこまでのモノを望みますか?
僕は全然望みません。
受験は大事な時間とお金を浪費します。
もちろん得るものもありますが、物事を効率的に考えた場合、リスクは非常に高い。
現実的に考えて、私立中高への進学でさえそれなりの授業料を払っています。
あげく塾代を払い、途方もない時間を使い、その上、希望通りにならなかった場合、目も当てられません。
正直もうウンザリです。
ですから、僕は大学付属を選ぶと思います。
親にとっても子にとっても、負担の少ない選択だと思います。
女優の芦田愛菜さんが慶應中等部に進学されて話題になりました。
これを聞いて、賢い選択だなぁっと思いました。
彼女は慶應以外にも名門中学を受験され合格していたそうですね。
その中で、あえて慶應を選択した。
例えば桜蔭や女子学院から合格をもらい進学したならば、また6年後大学受験をしなくてはなりません。
女優業を並行していくわけですから、そこまで勉強に時間をかけていくわけにもいかないですよね。
慶應であれば、それなりに勉強をすれば大学までエスカレーター式に進学できる。
多少学費が高かろうが、最悪自分で仕事をして稼げば、なにがあっても払うことができる。
非常に固くクレバーな選択だったと思います。
中学入学から大学卒業まで10年。
非常に長いです。
その間に様々な事があるでしょうし、考え方も変わるでしょう。
そういう意味を中学受験をするのであれば、固い選択をすべきだと僕は思います。
【付属中学の内部進学率はこの記事で】
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中学受験するなら大学付属校がおすすめ。付属大学への内部合格率って?
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最後に
今回は「もう一度中学受験するならどの学校を選択するか?」というタラレバの話をしてみました。
公立中高一貫校受検をディスる形になってしまいましたが、まぁ正直な気持ちです。
そしてシンプルに「受験」というものに疲れてしまったというのが本音の所です。

そうですね。
受験はパワーがいります。
できるだけ、やりたくないので効率的に物事を進めていきたいですね。
とはいえ、希望した大学付属中学の偏差値もかなり高い。
希望はしたものの簡単には合格できません。
じゃ、「塾はどこにするか?」
そういう話になると思いますが、私ならSAPIXを選ぶと思います。
その理由は以下の記事で「塾別の合格実績」を見て頂ければお分かり頂けると思います。
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そういうことです。
子供の性格によって、向き不向きはありますが、とにかく選べと言われればSAPIXを選びます。
SAPIX通塾→中学受験→大学付属中学→大学まで内部進学
これが黄金のリレーですね。
志望校選びの参考になればと思います。