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東京都立中高一貫校 大学合格実績まとめ【2019-2020】

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今年(2020年)も都立中高一貫校の大学合格実績が出揃いましたので、まとめていきたいと思います。

  1. 東大合格者数
  2. 主要国公立大学合格数トータル(東大含む)
  3. 卒業人数に対する主要国公立大合格数の割合
  4. 早慶上理合格数トータル
  5. 卒業人数に対する早慶上理合格数の割合
  6. GMARCH合格数トータル
  7. 卒業人数に対するGMARCH合格数の割合

の順番でまとめています。

とうさん
とうさん
お~、これは公立中高一貫校志望の人には、かなり興味のあるデータかもね。

そうですね。
下世話ですが、こういうデータは面白いですよね。
表が大きくなってしまって見づらいですが参考程度にご覧ください。

  • PCの方はスライドバーで横にスライドできるようになっています。
  • スマホの方は横に引っ張ってみてください。全体が見られると思います。
  • 表内の学校名にリンクが貼ってありますので、クリックすると各校の個別実績記事に飛びます。

東京都立中高一貫校 大学合格実績まとめ【2020】

以下、2020年東京都立中高一貫校 大学合格実績まとめです。

横列は、日能研R4偏差値順に並べています。

では、順番に見ていきましょう。
第3位までピックアップしています。

東大合格者数ベスト3

東大合格者数ベスト3

  1. 小石川:10名
  2. 都立武蔵:7名
  3. 桜修館:6名

今年も小石川1位は変わりません。
ただし、小石川は昨年15名だったので数的には減少していますね。

2位の武蔵は昨年4名から7名に増えています。
3位の桜修館は昨年7名だったので1名減です。

とうさん
とうさん
小石川の10名というのは多いの?少ないの?

そうですね。
小石川の合格者10名に近い数字の学校をピックアップすると、

東大現役合格者10名くらいの学校は?

  • 攻玉社:11名(卒業人数:234名)
  • 都立戸山:9名(卒業人数:363名)
  • 都立国立:8名(卒業人数:316名)
  • 世田谷学園:8名(卒業人数:207名)

このあたりです。
ただし、各校卒業人数に差があるので一概に良し悪しは言えません。
小石川は150名です。

参考に、2020年東大合格者ランキングを確認すると、こんな感じです。

東大現役合格者ランキング

  1. 開成:119名(卒業人数:397名)
  2. 筑駒:72名(卒業人数:?名)
  3. 桜蔭:71名(卒業人数:229名)
とうさん
とうさん
なんじゃこりゃ!?比べものにならないね。

いやいや、小石川の10名とかだってスゴイ数字なんですよ。

開成あたりの毎年東大に数十名・数百名合格を出す学校がバケモノなので、それと比較してはダメです。

では、気を取り直して、主要国公立大合計数を見ていきましょう。

主要国公立大学合格数トータル(東大含む)・卒業人数に対するその割合

主要国公立大合格者数ベスト3

  1. 両国:61名(卒業生に対する割合:31.6%)
  2. 都立武蔵・南多摩:51名(同数)(卒業生に対する割合:都立武蔵=26.0%・南多摩=37.2%)
  3. 小石川:46名(卒業生に対する割合:30.7%)

主要国立大の合格数ベスト3はこんな感じです。

主要国立大学の詳細は、各学校の個別実績ページで確認してみてくださいね。コチラから個別記事に飛べます。

合格数でいうと両国が一位。
卒業人数に対する割合だと37.2%で南多摩が一位になります。

南多摩が少ない人数で多くの合格を獲得したということになりますね。

早慶上理合格数トータル・卒業人数に対するその割合

早慶上理合格数ベスト3

  1. 両国:157名(卒業生に対する割合:81.3%)
  2. 小石川:144名(卒業生に対する割合:96.0%)
  3. 桜修館:126名(卒業生に対する割合:90.6%)
とうさん
とうさん
早慶上理の合格数も両国が一位だね。

そうですね。
合格数は主要国立大に続き、両国が1位です。

卒業人数に対する割合では、小石川が96.0%で1位。桜修館が90.6%で2位になります。

このサイトでも所々で行っている1/3理論で考えた場合、

1/3理論とは?

「世の中の私立高校の合格実績は、その実績の1/3くらいの人数で叩きだしていると考えておけば、そんなに外れない」という理論

小石川・桜修館ともに3割くらいになります。
この2校に関しては1/3理論で考えた場合、上位3割は主要国立大もしくは、早慶上理に進学すると推測されます。

GMARCH合格数トータル・卒業人数に対するその割合

GMARCH合格数ベスト3

  1. 都立武蔵:159名(卒業生に対する割合:81.1%)
  2. 立川国際:158名(卒業生に対する割合:106.8%)
  3. 大泉:157名(卒業生に対する割合:80.5%)
とうさん
とうさん
立川国際の106.8%はスゴイね!100%超え!

そうですね。
合格数は都立武蔵が1位です。

卒業人数に対する割合では、立川国際が106.8%で1位です。
合格数ではベスト3から外れましたが、卒業人数に対する割合では、南多摩が106.6%、桜修館が102.9%で100%を超えています。

南多摩の106%を1/3で考えた場合35%です。
実は、南多摩は主要国立の割合も37.2%と良い感じなので、卒業人数の35%は主要国立かGMARCH以上の学校に進学すると推測できます。

早慶上理GMARCH合格数トータル・卒業人数に対するその割合

学校によっては、早慶上理の合格数はイイけどGMARCHはそうでもない。また、その逆の学校もあります。

ということで、早慶上理GMARCHトータルも見てみましょう。

早慶上理GMARCH合格数ベスト3

  1. 両国:291名(卒業生に対する割合:150.8%)
  2. 都立武蔵:270名(卒業生に対する割合:137.8%)
  3. 桜修館:269名(卒業生に対する割合:193.5%)

合計数は両国が1位です。
卒業人数に対する割合では、桜修館が193.5%で1位となります。

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最後に

今回は、東京都立中高一貫校2020年の大学合格実績をまとめてみました。

とうさん
とうさん
今年は、東大合格数は小石川、全体でみると両国が良かった気がするね。

そうですね。
数字の見方は、皆さん個々人で違ってくると思うので分析してみてくださいね。

最後に2020年都立中高一貫校のトータル数字を見てましょうか。

2020年都立中高一貫校のトータル

  • 卒業人数:1,868名
  • 東大合格数:45名
  • 主要国立大合格数:438名(卒業生に対する割合:23.4%)
  • 早慶上理合格数:989名(卒業生に対する割合:52.9%)
  • 早慶上理GMARCH合格数:2,472名(卒業生に対する割合:132.3%)

1/3理論で考えた場合、

『2020年に都立中高一貫校を卒業した生徒の44%は主要国立大、もしくは、GMARCH以上の大学に進学する』

ということになりますね。

公立で44%は素晴らしい実績ですね。

この結果を見てしまうと、都立中高一貫校の人気が上昇していることも頷けますね。

志望している人は、しっかりと対策を練って臨む必要があります。

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両国高校の実績が出て、2019年東京にある公立中高一貫校の大学合格実績が出揃いましたので、まとめていきたいと思います。

まず、東大と主要国立大の合格実績から始めます。

2019年東京都公立中高一貫校、東大合格数、主要国立大合格数まとめ

まず東大の合格数は

1)小石川・・・15名

2)桜修館・・・7名

3)両国・・・5名

15名で小石川がダントツですね。

続いて桜修館7名、両国5名となります。

とうさん
とうさん
小石川の14名ってのは多いの?少ないの?

そうですね。

小石川の15名の合格数に近い学校はどこかというと、

都立国立・・・16名(卒業数:322名)

攻玉社・・・15名(卒業数:236名)

世田谷学園・・・15名(卒業数:214名)

千葉県立船橋・・・15名(卒業数:360名)

このあたりでしょうか。

ただし、各学校卒業数にムラがあるので、何とも言えません。

小石川は156名です。

あくまで東大合格数だけの比較になります。

続いて、主要国立大学の合格数実績になります。(主要国立大学がどこを含んでいるか詳細はコチラの記事一覧をご確認ください)

1)小石川・・・65名(卒業生に対する割合:41.7%)

2)都立武蔵・・・54名(卒業生に対する割合:28.0%)

3)両国・・・54名(卒業生に対する割合:27.8%)

4)桜修館・・・45名(卒業生に対する割合:29.8%)

東大に引き続いて小石川がトップ、その後を都立武蔵両国が同数で続きます。

その後、桜修館です。
桜修館は割合が29.8%で都立武蔵、両国を上回ります。
桜修館は少ない人数ながら、多くの合格を獲得したという事ですね。

とうさん
とうさん
なるほど。今年は小石川がスゴイ実績を上げたって事だね!

そうですね。

今年の小石川は素晴らしい実績です。

昨年の東大合格数が11名。主要国立大の合格数が46名、割合が29.7%ですので、割合だけでいうと12ポイントアップさせたことになります。

2019年東京都公立中高一貫校、早慶上理GAMRCH合格数まとめ

続いて、早慶上理GMARCHの合格数を見ていきたいと思います。

表が大きくなって見辛いので、早慶上理、GMARCH、総合計と3つに分けます。

まず、早慶上理です。

1)都立武蔵・・・159名(卒業生に対する割合:82.4%)

2)小石川・・・158名(卒業生に対する割合:101.3%)

3)桜修館・・・130名(卒業生に対する割合:86.1%)

合格数としては159名で都立武蔵ですが、都立武蔵は卒業人数が193名と少し多いので、割合で小石川桜修館が勝っています。

ココでも小石川の快進撃がスゴイです。

ぼく
ぼく
101.3%!ってことは、全員が国立大か、早慶上理以上に入ったってこと!?

いえいえ、そういうわけではありません。

コレは合格数であって、進学数では無いからです。

私立大学の場合は、一人の学生が複数の学校を受けます。

合格数というのは合格を獲得した総数ってことですから、一つの学生が複数の合格を獲得しているということになります。

ってことで、割合が100%を超えたからといって生徒全員ということではないんです。

ぼく
ぼく
へ~、1人で5個、10個も稼いでる可能性もあるってことでしょ?
じゃ、実際の所は分からないんだね。

そうですね。

ボクの言うとおり、ほとんどの学校がその部分を明らかにはしていないので実際の所はわかりませんね。

でも、こんな考え方があります。

このサイトでも所々で紹介している1/3理論です。

「世の中の私立高校の合格実績は、その実績の1/3くらいの人数で叩きだしていると考えておけば、そんなに外れないと思います。」

という理論です。

その理論で考えた場合、小石川の実績は34%くらいになります。

つまり小石川の上位34%は早慶上理以上にいくということになりますね。

これはあくまで考え方の一つです。

続いて、GMARCHです。

1)都立武蔵・・・199名(卒業生に対する割合:103.1%)

2)立川国際・・・154名(卒業生に対する割合:103.4%)

3)桜修館・・・136名(卒業生に対する割合:90.1%)

早慶上理の時同様、数でいうと都立武蔵がトップです。

ただし割合だと立川国際が103.4%、都立武蔵103.1%、桜修館90.1%と続く感じです。

GMARCHになると小石川が姿を消します。

つまり小石川のボリュームゾーンは早慶上理ということになるといことですね。

ココまで都立武蔵桜修館が万遍なく実績をあげているように思います。

最後に

最後に早慶上理GMARCHの総合計です。

(このサイトの国立大の実績は全てではなく主要国立大の実績なので合計しても意味がないので除いておきます)

1)都立武蔵・・・358名(卒業生に対する割合:185.5%)

2)桜修館・・・266名(卒業生に対する割合:176.2%)

3)小石川・・・253名(卒業生に対する割合:162.2%)

早慶上理、GMARCHともにトップだった都立武蔵が数ではもちろんトップです。

そして、今年凄まじい実績を上げた桜修館小石川が2位、3位と続きます。

今年、小石川の実績が多く取り上げられていますが、実は都立武蔵桜修館の実績も凄まじいことが分かりますね。

そして、2019年の東京の公立中高一貫校全校が獲得した早慶上理GMARCHの合格総合計は、

早慶上理GMARCH合格総合計・・・2,392

卒業人数に対する割合・・・126.8%(卒業人数:1,886名)

となります。

トータルで126.8%ということは前述した1/3理論で考えた場合、

41%です。

東京都の公立中高一貫校の場合、上位4割以内に入っていればGMARCH以上に進学できるということになります。

コレはスゴイ実績です。

ただし、いわゆる私立の名門中高一貫校の実績がどうかと言えば、

開成

現役東大合格者数140名(卒業生:401名)(卒業生に対する割合:34.9%)

早慶上理合格者数243名(卒業生:401名)(卒業生に対する割合:60.5%)

筑波大付属駒場

現役東大合格者数119名(卒業生:163名)(卒業生に対する割合:73.0%)

早慶上理合格者数166名(卒業生:163名)(卒業生に対する割合:101.8%)

こんな感じですからねww
東大140名って.......ちょっと笑ってしまいますね。
この結果を見てしまうと、上には上があるなぁっと思ってしまいますね。

この記事の監修者

リョウスケ

✓教育ブログ歴9年。月々130,000PV。
✓塾講師、家庭教師経験あり。
✓過去の経験と、9年間様々な受験情報・教育情報・学習サービスをみてきた筆者が経験をもとに解説していきます。⇒運営者情報はコチラ
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